遺伝子検査でダイエットもうまくいく

野菜から食べると、肥満から解放される?

この度、当院ホームページにてブログを始めることにしました。
ブログテーマは「遺伝子と健康」です。

第一回目となる今回は一時期ブームとなった「野菜から食べるだけでダイエットできる」というダイエット法について遺伝子的観点から述べてみたいと思います。

このダイエット法は食事をとる順番を大きく分けて、野菜などの食物繊維から食べて、次に肉や魚などのタンパク質をとり、そして最後にごはんや麺類などの炭水化物の順に、それぞれを完食してから次の食べ物を食べるという方法です。
この食事法に、タレントのビビる大木さんと鳩山家御曹司の鳩山太郎さんがチャレンジして、なんと2ヶ月でそれぞれ13.8キロ、17.9キロのダイエットに成功しました。
著名人の成功例ですから影響は大きく、世の中のダイエッターや健康法ジプシーの方はもちろん、メタボを気にしているお父さんたちまでもが「野菜から先に!」と唱え始めました。

野菜から先に食べた方が良い根拠

ここで「野菜から先に食べた方が健康のためによい、ダイエット効果がある」の根拠をあげてみます。

空腹時に、最初にごはんなどを食べると急激に血糖値があがります。
同時にすい臓からインスリンが大量に分泌されます。インスリンの役割はブドウ糖を血中から細胞に運ぶことですが、このときブドウ糖はグルコーゲンとして、まず肝臓細胞に蓄えられ、次に筋肉細胞に蓄積されます。
しかし、それでもあまったブドウ糖は、脂肪となって脂肪細胞に蓄えられてしまいます。
つまり、いきなりの炭水化物摂取で、食後に血糖値とインスリンの分泌が著しく高くなる状態が日常的に続くと、体脂肪は際限なく増加していくことになります。
したがって、小腸や大腸で糖質の吸収を抑え、血糖値の上昇を防ぐ効果のある食物繊維、すなわち野菜から先に食べた方が肥満予防になるわけです。
また食物繊維にはコレステロールの吸収を防ぐ効果や便秘解消の効果、イレクチンというインスリンの分泌を抑制する作用や、食欲・体重抑制作用のあるホルモンの分泌を促進する働きもあることから、野菜から先に食べると生活習慣病が改善され、健康になるというのも間違いありません。

食べる順番ダイエットの効果の大小は遺伝子次第

しかし、前述したストーリーは万人にあてはまるわけではありません。
じつは、野菜よりたんぱく質を先に食べた方がダイエット効果が出やすい方もいます。これは、遺伝子的に筋肉がつきにくく、具体的には「サルコペニア肥満症」になりやすい方です。

サルコペニアとは「サルコ=筋肉」、「ペニア=減少症」で、加齢や運動不足で筋肉を使わないでいると、筋肉が細く衰えてしまう状態のことです。
筋肉が細くなると基礎代謝は減り、トータルの消費エネルギーも減少するので、脂肪を蓄えやすくなります。なので、見た目は太ってもやせてもいない普通の体型なのに、じつは筋肉のない脂肪だけが残った「肥満体」となります。それがサルコペニア肥満なのです。
私たちの腸管内にはタイトジャンクションとよばれる穴があって、そこから栄養分は体内に吸収されるのですが、その穴は先に通った食べ物によって狭くなります。
つまり、野菜を先に食べると野菜はすぐに吸収されるのですが、あとから通過してくるタンパク質は吸収しにくくなり、その後の炭水化物はさらに栄養として吸収しづらくなるわけです。
じつはこれが「食べる順番ダイエット」の落とし穴です。

遺伝子検査で自分に合ったダイエット法を見つけよう

筋肉がつきにくい遺伝子型の方が野菜を先に食べ続けると、筋肉のもととなるタンパク質は摂取されにくくなることから筋肉量低下に陥り、消費カロリーも減ることで肥満になってしまうのです。

もし皆さんが食べる順番ダイエットを実施されていて、にもかかわらず効果を体感できていない場合には遺伝子が関連しているかもしれません。

当院ではダイエットに関する遺伝子を調べる遺伝子検査を行っています。これにより身体にあった代謝の方法を遺伝子レベルで判断することが可能ですので、自分にあったダイエット法でお悩みの方はどうぞお気軽にご相談ください。

ブログ

  1. 935420313bb12a0ecc24cbe94c9315fb_s-300x200
    野菜から食べると、肥満から解放される? この度、当院ホームページにてブログを始めるこ…